特集 “わかったつもり”で終わらせない血液凝固異常とDIC
Part 2 検査と鑑別
【コラム】正しい測定値は採血手技で決まる!—集中治療領域における“採血”の注意点
桝谷 亮太
1
Ryota MASUTANI
1
1大阪医科薬科大学病院 中央検査部
キーワード:
採血の順番
,
規定量の採血
,
ヘパリン対策
,
分注前に攪拌
Keyword:
採血の順番
,
規定量の採血
,
ヘパリン対策
,
分注前に攪拌
pp.92-95
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180010092
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はじめに
採血とは,診断・治療に必要な血液検査や薬物療法を行ううえで必要不可欠であり,基本的な医療行為である。特に集中治療領域では,患者の病態が急激に変化することから迅速かつ正確な病態把握のためにも頻回の採血により臨床検査値を確認することが求められる。採血は基本的な手技であり,多くの臨床現場で施行される。一方で,適切な手順を順守しなければ思いがけない臨床検査値の異常をまねくことがあり,特に凝固検査では採血が測定値に大きく影響する要因である。
本コラムでは,臨床検査のうち,特に採血手技や採血後の検体の取り扱いが結果に大きく影響する凝固検査の採血について詳しく解説する。なお,本コラムの内容は,日本臨床検査標準協議会の『標準採血法ガイドライン(GP4-A3)』(以下,ガイドライン)1)に準拠する。

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