書評
「《シリーズ・高次脳機能の教室》記憶障害の診かた」—河村 満【シリーズ編集】 石原健司【著】
前島 伸一郎
1
1国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター
pp.906
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188160960770080906
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本書は,河村満氏が編集する《シリーズ・高次脳機能の教室》の1冊として刊行されました。著者は,長年にわたり高次脳機能障害の診療と研究の最前線に立ち続けてきた石原健司医師(旭神経内科リハビリテーション病院)です。
石原氏は1995年に千葉大学医学部を卒業後,昭和大,亀田総合病院,汐田総合病院などの神経内科で研鑽を重ね,2006年に昭和大学神経内科講師に就任,2016年より現在の旭神経内科リハビリテーション病院に勤務されています。神経症候の精緻な観察,神経病理に基づいた深い理解,そして画像診断における卓越した読影力を兼ね備えた,まさに現場と理論を融合する第一級の臨床家です。

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