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教育講座
F波分析で考える脳卒中患者の運動機能評価
Evaluation of Motor Function in Stroke Patients Based on F-wave Analysis
鈴木 俊明
1
Toshiaki Suzuki
1
1関西医療大学大学院保健医療学研究科
キーワード:
脳卒中
,
F波
,
波形分析
,
運動機能
Keyword:
脳卒中
,
F波
,
波形分析
,
運動機能
pp.161-167
発行日 2025年2月18日
Published Date 2025/2/18
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はじめに
α運動神経に最大上の電気刺激を与えるとすべての運動神経が発火し,そのインパルスは順行性伝導と同時に逆行性にも軸索を伝導する.不応期であるにもかかわらず一部の脊髄前角細胞では,この逆行性インパルスに対し軸索小丘で再発火することで順行性活動電位を生じ,筋まで伝導し筋活動電位が記録される.その波形がF波である.F波は脊髄前角細胞の興奮性の1つの指標であり,脳血管障害片麻痺患者においてF波振幅の増大は痙縮の程度を意味するといわれている.また,病的共同運動の出現や減弱の時期は痙縮の程度と相関があるといわれているため,脳卒中片麻痺患者の運動機能評価に痙縮評価で用いられるF波を用いることが可能であると考えた.本稿では,著者らの研究より,脳血管障害片麻痺患者の痙縮評価と運動機能評価としてのF波の応用について述べる.

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