今月の主題 ニューロパチーの臨床検査
技術解説
F波伝導検査
幸原 伸夫
1
Nobuo KOUHARA
1
1京都大学医学部附属病院神経内科学教室
キーワード:
神経伝導検査
,
F波
,
運動単位
,
再発火確率
Keyword:
神経伝導検査
,
F波
,
運動単位
,
再発火確率
pp.800-807
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902969
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F波の記録そのものは基本を守れば比較的容易に行える.F波は長い距離の伝導を反映しており,通常の伝導検査よりもポリニューロパチーなどの診断には鋭敏であり,また近位部の情報も得ることができる.ただしその形成機序は複雑であり,その基本を十分理解しておく必要がある.そのうえで今後F波はすべての施設において必須検査項目とする必要がある.〔臨床検査 40:800-807,1996〕
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