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特集 新時代の重症患者におけるリハビリテーション医療
4 重症患者における嚥下障害のマネジメント
Management of Dysphagia in Critically Ill Patients
笠井 史人
1
,
深澤 美葉
1
,
中山 麻理
1
,
佐久間 香那
1
,
星 瑛里子
1
,
永井 隆士
1
Fumihito Kasai
1
,
Miho Fukasawa
1
,
Mari Nakayama
1
,
Kana Sakuma
1
,
Eriko Hoshi
1
,
Takashi Nagai
1
1昭和大学病院リハビリテーション科
キーワード:
重症患者
,
ICU関連嚥下障害
,
抜管後嚥下障害
,
リハビリテーション治療
Keyword:
重症患者
,
ICU関連嚥下障害
,
抜管後嚥下障害
,
リハビリテーション治療
pp.468-474
発行日 2024年6月18日
Published Date 2024/6/18
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- 参考文献 Reference
要旨 嚥下障害は,ICUにおいても普遍的な問題であり,入院の長期化,肺炎,再挿管や死亡リスクの増加と関連し,ICU資源および医療費の大きな負担となる.ICU関連嚥下障害(ICU-ASD)や抜管後嚥下障害(PED)として脚光を浴びている.重症患者における嚥下障害のマネジメントについてエビデンスと最新ガイドラインを紹介し,現状の問題点と対策に関する考察を述べた.まだ十分な検討が及んでいない分野であるが,重症患者の栄養療法や離床訓練の進歩は著しく,そのスピードに置いていかれることのないように早急に知見を集め,エビデンスを積み上げていくことが望まれている.

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