連載 ケアフルな一冊『もっとウソを!―男と女の科学の悦楽』
目から鱗の科学のお話
坂田 三允
1
1長野県看護大学
pp.71
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900322
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この書は,あの『浮気人類進化論』『そんなバカな!遺伝子と神について』など,刺激的なといえばいいのか,または多方面で物議をかもしているといった方がいいのかよくわからないが,ユニークな本を著している竹内久美子と,彼女の師である日高敏隆とが科学的な思考のあり方について,あるいは彼女の著書にまつわる反論も含めたエピソードについて熱い胸のうちを語りあった対談集である。つい先頃,旅行用の文庫本を探しているときにふと手にとって,そのまえがきにある「この本はぼくと竹内久美子が何時間かにわたって,興 の乗るままに語りあった裏話である」という日高敏隆のことばにひかれて買ってしまった。なぜなら,私は裏話が大好きだから。
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