連載 現場に技あり!①【新連載】
日々の服薬に寄り添って取り組む―136回目の訪問看護
萱間 真美
1
,
窪田 仁美
,
小川 綾子
2
1東京都精神医学総合研究所医療看護研究部門
2東京都立松沢病院訪問看護室
pp.38-42
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900149
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今月のシーン
対象者のKさんは30代の女性。公立の精神単科病院に2回,私立病院に1回の入院歴がある。症状再燃のため1994年に11か月間入院したのを最後に,地域で,自分の部屋を借りて暮らしている。週に3日は和紙をつくる共同作業所に,主に午前中通っている。
Kさんは退院直後から2年間は週1回,病棟看護婦による訪問看護を受けていた。その後,訪問看護室の新設に伴って,訪問をO看護婦が引き継いだ。現在の訪問頻度は2週間に1回である。この場面は,退院後通算136回目の訪問である。O看護婦は,M病院での精神科看護歴が通算19年のベテラン看護婦。訪問看護室専任になってから3年である。
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