研究・調査・報告
精神科外来における相談受診者の実態―相談受診者への看護介入の試み
大田 彩
1
,
須藤 章子
2
,
糸嶺 絵理子
2
,
寄本 知二子
2
1神戸大学医学部保健学科
2北里大学東病院精神科
pp.34-37
発行日 1998年11月15日
Published Date 1998/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900126
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はじめに
当外来では,初診時に患者本人は病識がないため来院せず,困った家族や代理人が受診する「相談受診」を行なっている。相談受診の場合,複雑な問題を抱えていることが多く,何らかの介入が必要と思われるケースもある。しかし,現状では看護婦が直接介入することは少なく,業務も確立されていない。そこで,多くの問題を抱えて来院する相談受診者の実態を調査・分析することにより,当外来の相談受診者の傾向を知り,今後外来で行なえる看護介入について考察したので報告する。
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