特集 記録で見える看護の中身
記録コレクション
3.経過はフォーカス,共通言語はDSM-IV
吉浜 文洋
1
1いずみ病院急性期病棟
pp.32-33
発行日 1998年9月15日
Published Date 1998/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900100
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いずみ病院では,看護アセスメントに,DSM-IVを取り入れています。理論的立場,職種の違いを越えて利用できることを目指しているDSM―Ⅳを「情報伝達のための共通言語」として使用することで,チーム医療の基盤をつくろうとしているめです。
DSM-IVの多軸システムは患者の全体像を簡便に表現するのに適しています(第1軸:臨床疾患,臨床的関与の対象となることのある他の状態,第2軸:人格障害,精神遅滞,第3軸:一般身体疾患,第4軸:心理社会的および環境的問題,第5軸:心理的,社会的および職業的機能の全体的評価)。5つの軸を系統的にアセスメントすることによって,バイオ,サイコ,ソーシャルの各分野を網羅した情報の組織化が図れます。
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