連載 ピアカウンセリングはおもしろい①【新連載】
ピアカウンセリングの精神を学んで
高桑 京子
1
,
渡辺 義和
1
,
赤坂 雅文
1
1ピアサポートネットワークセンター・ハーモニー
pp.46-49
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900030
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海外研修から「ハーモニー」開設へ
JHC板橋では,1991年より,アメリカの当事者であるニューヨーク・ファウンテンハウスのマーク・グリックマン氏や,カリフォルニア州サクラメントにあるコンシューマー・セルフヘルプセンターのロビンソン夫妻などとの交流を通して,ピアカウンセリングやピアアドボカシー(当事者による権利擁護)といったピアサポート(当事者による支援活動)について学んできました。
JHCのメンバーが,ロビンソンさん宅にホームステイしながらピアカウンセリングの基本について研修を始めたのが4年前。飛行機に乗ることや言葉の問題などがストレスになるメンバー,スタッフにとって,これは大変な冒険であり興奮させられるものでした。しかし,ロビンソンさんたちアメリカの当事者から学んだことはピアカウンセリングの技術だけではなく,当事者が自信と誇りを持ち,相互支援活動に支えられて生き生きと社会生活を営む姿でした。
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