連載 リレー連載・列島ランナー・104
学校保健と連携した思春期保健の取り組み—ピアカウンセリングの25年間の事業経過と今後の課題
櫻井 和代
1
1小山市保健福祉部健康増進課市民健康第一係
pp.945-949
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208783
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はじめに
小山市(以下,本市)は東京圏から約60km,栃木県の南部に位置しています.2017年4月1日現在,人口は166,775人,高齢化率は23.3%です.年間の出生数は最近の数年は1,300〜1,400人で推移しており,合計特殊出生率は1.37(2017年)となっています.
本市は平成の比較的早い時期から思春期の健康課題を意識し,ピアカウンセリング(仲間活動:以下,ピア)を中心とした思春期保健対策に取り組んできました.本稿では,健康づくりの部署から教育委員会に発信し,学校保健とさまざまな課題を共有し,認識の違いや運営上の問題を調整しながら行ってきた本市のこれまでの取り組みと,今後の課題について紹介します.
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