特集1 「身体拘束最小化」をしていきたいが、どうしてもできない部分。それこそを話し合おう
『「身体拘束最小化」を実現した松沢病院の方法とプロセスを全公開』を読んだ上で
扉
pp.204-206
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200877
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[特集の意図]
2020年11月に『「身体拘束最小化」を実現した松沢病院の方法とプロセスを全公開』が発行され、身体拘束最小化のためのさまざまな考え方、方法が提示されました。しかしこの本を読んでもなお、現場では「それでもできない」事情や理由が残っています。
そこでこの座談会は、さらに身体拘束最小化に踏み出していきたいという意欲をお持ちの一般科病院と精神科病院の方々に声をかけ、「現場の状況や困りごとを率直に出し合い、話し合う中で、身体拘束最小化のためにできることを見つけていこう」という趣旨で開催させていただきました。
なお、貝田博之さんには身体拘束最小化に取り組む一歩先行く先輩として、アドバイザー的立場でご参加いただきました。『精神看護』2020年3月号の特集「松蔭病院の身体合併症病棟が身体拘束をやめることができた理由」で、貝田さんが所属する病棟が身体拘束最小化に挑戦し、結果を出すことができた経緯を解説していただいたことがあるからです。
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