エッセイ
僕が推したい「ケアをひらく」シリーズの3冊
眞榮 和紘
1,2
1関西医科大学大学院看護学研究科
2ソフィアメディ株式会社
pp.155-159
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200863
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15年前、僕が看護学生として実習中だった折のこと。この「シリーズ ケアをひらく」の1冊を初めて手に取ったと記憶している。それは武井麻子氏の『感情と看護』(2001年発行)であった。当時、実習先で自分の感情がすり減っていき、これから人を相手に仕事をするなんて到底無理なんじゃないか、「こんなのやってられるかー!」とお先真っ暗になってた時に救われた本であった。
それからしばらくして、僕はなんとか看護師になった。少しブランクが空きながらも、継続して「ケアひら」シリーズは愛読書としてそばに居たし、またしばしばお先真っ暗になる僕の灯台的な役割を担ってくれていた。
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