連載 外来看護は大事だ。ガオーーーーーー!・4【最終回】
まずは患者さんへの挨拶や、気にかけているというメッセージの発信を。外来看護の力で患者さんの地域生活を支えることができます!
北 恵都子
1
1岐阜協立大学看護学部精神看護学
pp.378-380
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200778
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再入院となってしまった患者さんを見て
今から16年前、私は単科精神科病院の急性期病棟で看護師をしていました。当時の病棟看護の目標は「退院」でした。そして退院後自宅でも症状が安定して生活できるような支援を入院中から行う、という意識は強くありませんでした。
そんな時、以前の受け持ち患者さんが再入院して来られました。彼女の入院がわかった時、「ええっ!? もう? あんなに頑張って看護したのにー」と内心がっかりしたのを覚えています。(ここで、“いやいや、再発を予防する看護を入院中にしていなかったからじゃないか!”と感じた方、ご指摘はごもっともですが、今はちょっと脇に置かせてもらいます)。
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