特別記事
世界一柔らかい建築エアートンネル(Air Tunnel)
大崎 晴地
1
,
塩飽 耕規
2
1「障害の家」プロジェクト
2遊心会にじクリニック
pp.54-58
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200706
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空間に忽然と現れた巨大の布の物体。さまざまな質感をもつカラフルな布たちを、大崎晴地さん(美術家)がミシンで縫い合わせたものだ。大きさは7メートル四方。3層構造になっている。常に身体のどこかが布と触れ合うこの作品を、大崎さんは「世界一柔らかい建築」と言う。
1層目の上を歩く人もいるし、各布に空いた穴を見つけて布の中に潜る人もいる。歩くとそこに自分の空間が立ち上がる。光が差し込む。上下の空間にいる人と、布越しに触れ合う。声をかけ合う。この不可思議なトンネルの探索に、子どもも大人も時を忘れて夢中になる。(編集部)
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