連載 福祉を下に見てはいけません。地域に出て見えてきたこと・3【最終回】
—その3―「未来」から見る編—メッシュ状の柔軟で優しい支援体制を目指したいものです
稲垣 亮祐
1
1さわらび診療所
pp.508-510
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200535
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
『精神看護』読者の皆様、三度目のこんにちは! 僕は大阪府吹田市の精神科医です。今回が連載最後の完結、未来編となります。1回目「過去編」、2回目「現在編」を通して、福祉と医療の関係について投稿させていただいてきたわけですが、3回目「未来編」ではACTのことから話してみたいと思います。
過去編においては、福祉と医療が明確な違いを持たない牧歌的共存にあった長い時代から、現代福祉は反医療、反構造として分化したという下りを説明したつもりです。次の現在編では、さらに福祉と医療の構造の違いを明確にしつつも、現時点においてはほぼ真逆に違うはずの福祉と医療が良くない形でごちゃごちゃになってきている点を指摘したいと思って書きました。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.