緊急企画 これがユマニチュードだ!
開発者イヴ・ジネスト氏の講演録—@2014年8月12日 紀伊國屋サザンセミナーより
pp.4-24
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200009
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認知症ケアの新しい技法として、今注目を集めている「ユマニチュード(Humanitude)」。
ユマニチュードは知覚・感覚・言語を包括したコミュニケーション法を軸にしたケアの技法で、イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティの両氏によって1979年に誕生しました。
攻撃的になったり、徘徊したりするお年寄りを、“こちらの世界”に戻す様子を指して、「魔法のような」とも称されます。しかしこれは、魔法でも奇跡でもなく、伝達可能な「技術」です。
2014年夏、ユマニチュードを開発したイヴ・ジネスト氏が来日し、8月12日、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターにて講演会が開かれました。その温かく、優しく、時にユーモアを交えた語りに、会場にいる人は引き込まれ、「あっという間の2時間だった」との感想も聞かれました。壇上には、ユマニチュードを日本に紹介した国立病院機構東京医療センターの総合内科医師、本田美和子氏も同席し、講演をサポートしました。
本誌では、この好評を博した講演を再現し、紹介していきます。(本誌編集室)
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