連載 精神看護INDEX その「領域」の動向がわかる・1【新連載】
外来・訪問・地域
東 美奈子
1
1相談支援事業所ふあっと
キーワード:
多機関多職種連携
Keyword:
多機関多職種連携
pp.102-103
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100783
- 有料閲覧
- 文献概要
大辞泉によると、連携とは「お互いに連絡を取り協力して物事を行うこと」とある。また、新選国語辞典第七版によると「目的を同じくするもの同士が互いに連絡を取り合って協力して物事をすること」とある。これらから考えていくと“多機関多職種連携”とは、ひとつの目的に向かって必要な人や機関が一緒に考え実践し評価し、よりよくするための工夫を継続的にしていくことではないかと考える。つまり、看護過程の展開やケアマネジメントの展開と同じように、受理した課題に対してアセスメント(査定)・プランニング(計画策定)・インターベーション(介入)・モニタリング(追跡)・エバリューション(評価)という段階を、関係機関がその専門性を効果的に出し合い、取り入れあいながら協働して実践することである。よって、多機関多職種連携には、バームクーヘンを一層一層丁寧に焼きあげて、徐々に厚みを増していくようなとりくみが必要である。
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.