研究・調査・報告
急性期治療病棟におけるナースステーションの開放的な利用の意義について/[コラム]この論文を発表して
伊波 逸子
1
,
吉浜 スミエ
1
,
石川 喜光
1
1医療法人和泉会いずみ病院
pp.52-61
発行日 2009年11月15日
Published Date 2009/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100654
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はじめに
当院の急性期治療病棟のナースステーションは、原則として看護職員がステーション内にいる場合には患者の出入りを容認しており、開放的な運用を行っている。20数年前からこの方針で通しているのだが、このような運用について他の精神科病院での看護経験を持ち当院に就職してきた看護者は、当初不安を感じたという。また、病棟見学者によっては、安全な環境の維持という観点から疑問視する人もいる。
そこでナースステーションの開放的な利用にはどのような意義があるか、利用実態の調査、患者、看護者の意見を聞くアンケート調査を実施し、あらためて考えてみた。
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