特集1 イレウスの看護を確認しましょう
早めの発見と予防―そのためにできること
野田 智子
1
,
大川 貴子
1
1福島県立医科大学看護学部
pp.26-32
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100452
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イレウスの主症状は「腹痛、嘔気・嘔吐、腹部膨満、排便・排ガスの停止」です。しかし麻痺性イレウスは発生が緩徐でもあるので、自覚症状が軽微な場合は患者さん本人からは不調の訴えが出てこず発見が難しいといわれています。また抗精神病薬には制吐作用があるので普通ならばつきものの嘔吐が現われないという面もあります。「○○さんがトイレで吐いてます!」という、ほかの患者さんからの報告で気づくこともあります。
イレウスの早期発見のためにできることは何か、次に記していきます。
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