連載 これで患者さんに説明できる。精神科薬の“薬理学的リクツ”・6
「個性的」な向精神薬を紹介します
姫井 昭男
1,2
1大阪医科大学神経精神医学教室
2大阪精神医学研究所新阿武山クリニック
pp.108-117
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100409
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この連載は、向精神薬を薬理学的な視点で解説してきました。すでに解説が終わったものは、抗精神病薬、睡眠薬(睡眠導入薬)、抗うつ薬、抗てんかん薬、認知症改善薬、抗パーキンソン薬です。
効果や用法は多少違っていても、主たる薬理作用機序が同じものを集めて解説してきたのですが、特殊な薬理効果や使用法をもつ薬剤は、理解の妨げになると考え、意図的に省いてきました。また、近年の臨床研究や生物学的研究により臨床適応が拡大された薬剤もありますが、これについても触れていません。そこで連載最後となる今回は、そうしたものを解説していこうと思います。
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