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「痴呆」に替わる呼称/痴呆性高齢者対策の経緯/病院名公表のはずが……/暴力の実態調査/心神喪失者等医療観察法/全家連,再建めざして/精神保健医療福祉の今後10年間/2005年度予算
為金 義博
1
1精神科看護管理研究会
pp.8-13
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100330
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「痴呆」に替わる呼称
11月下旬に決定
2004年6月21日に第1回「痴呆」に替わる用語に関する検討会が開催された。2004年4月19日に全国3か所に設置されている「高齢者痴呆介護研究・研修センター」の3人のセンター長から厚生労働大臣に,「痴呆」という用語はさまざまな問題があるので適切な用語に替えるべきではないかという申し入れがあり,この検討会が設置された。
高齢化が急速に進んでおり,この10年間でどういうことをやっていかなければならないかということについて,「高齢者介護研究会」は2003年6月に『2015年の高齢者介護』を取りまとめている。痴呆性高齢者介護をケアの標準にしていかなければならないということを強く訴えている報告書である。これまで以上に取り組むために,2004年4月に厚生労働省に痴呆対策推進室を新たに設置した。
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