発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100296
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「精神科病院」に統一へ
用語の整理等のための改正法が成立
2006年6月16日、参議院の議員立法により「精神病院の用語の整理等のための関係法律の一部を改正する法律案」が成立。会期末(6月18日)直前の6月15日に法案が提出され、その日に参議院厚生労働委員会で委員会提出の法律案とすることを決定し、6月16日に衆議院厚生労働委員会および衆参両議院の本会議で全会一致で可決成立した。
この法案により精神保健および精神障害者福祉に関する法律等における「精神病院」が「精神科病院」に統一されることになった。「精神病院」には精神障害の患者を収容するイメージが残っているため、心理的な抵抗感が少ない「精神科病院」に統一するというのが理由である。精神科医療機関に対する国民の正しい理解と精神科を受診しやすい環境を醸成することをねらっている。用語の変更が関係する法律には、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」「覚せい剤取締法」「精神保健福祉士法」「障害者自立支援法」「沖縄振興特別措置法」がある。また、「警察官職務執行法」において用いられている「精神病者収容施設」という用語を削除する。
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