発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100057
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千葉県が独自の「障害者差別禁止法」制定を準備
千葉県のホームページによると、2004年7月に発表された「第三次千葉県障害者計画」や「千葉県障害者地域生活づくり宣言」において、「国に障害者差別禁止法の制定をはたらきかけるとともに、千葉県独自の条例の制定を検討する」ことが盛り込まれている。
すでに、米国、英国など世界の40か国以上で障害者差別に関する法律が存在するなか、わが国では、国レベルでも自治体レベルでも障害者の差別を具体的に禁止する法制度はない。2001年には国際連合社会権規約委員会が、わが国に対して、差別禁止法を制定するよう勧告を行なっている。こうした状況を受けて、日本弁護士連合会、DPI(障害者インターナショナル)日本会議などの関係団体は、国に対してはたらきかけを強めるとともに、独自の条文案を発表している。また、千葉県の動きと並行して、いくつかの自治体で障害者差別に関する条例の制定が検討されている。
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