特集1 はじめての抗精神病薬「副作用」マニュアル 後編
➂皮膚疾患
皮膚疾患
長嶺 敬彦
1
1清和会吉南病院
pp.36-40
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100159
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統合失調症の患者さんは皮膚の異変が多い
運動会や海浜レクリエーションは、精神科病院に入院している患者さんにとって楽しみの1つです。しかしその後、皮膚の異変に気づくことが多いのではないでしょうか。日光に当たった場所が発赤し、ひどい人は水疱ができているのです。日光皮膚炎です。抗精神病薬を内服していると、日光皮膚炎は起こりやすいです。予防は長時間日光に当たらないようにすることですが、久しぶりに海に行って、他の患者さんたちは外で食事をするのに、日光皮膚炎の患者さんだけ車の中で弁当を食べるのもかわいそうです。
日光皮膚炎になってしまったら、対処方法としては、「日に当てない」「冷やす」そして「ステロイドの外用」になります。
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