特集 新任職員の採用
―(社)北海道総合在宅ケア事業団の事業展開にみる―訪問看護婦の採用における地域差
馬場 恵子
1
1北海道総合在宅ケア事業団訪問看護部
pp.324-328
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901987
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平成9年度訪問看護統計調査によれば,全国3,371市区町村のうち訪問看護ステーション(以下,ステーションと言う)が設置されているのは30%にすぎない.北海道221市区町村のうち未設置市町村は165となっているが,この中にはサテライトステーションを有する町村や隣接する市町村からの訪問看護を受けている町村もあるので厳密に言えばその恩恵を受けていない市町村数はもう少し少ない.
北海道総合在宅ケア事業団(以下事業団と言う)は現在39市町村に訪問看護事業所を持ち,更に23のサテライトステーションと広域の訪問看護を行なっているので合せて74市町村,道内の約1/3の市区町村で訪問看護を実施していることになる.そのうち最も人口の少ない占冠村のサテライトステーションは,村民1,805人,65歳以上265人中,月平均利用者3.6人に,非常勤看護婦1名を配置している.
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