看護學講座
醫療社會事業
吉田 ますみ
pp.47-51
発行日 1949年5月15日
Published Date 1949/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906471
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1.ケース・ウオーカーの服裝について
昔から社會事業に從事してゐるものは,貧しい人々を相手とする場合が多いので指導者の立場にゐる從事者は,失禮な言葉ですが垢じみた,みすぼらしい位に見える服裝を身につける方が,かへつて心安い氣持を與へると云ふ感がありました。
而しケース・ウオーカーは派手で輕薄な感じを人に與へる樣な事はせぬように心せねばなりませんが,常に清潔にきちんと清そな感じに服裝をととのへてゐる事が最も大切であると思ひます。ケース達にもそうした服裝から,その指導者へ對する信頼感を持たせ得る事は事實ですし,又自分達もやつぱり身ぎれいにしようと思ふ樣になると思ひます。
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