連載 「生活をみる」って何だ!?―誰も教えてくれないケアマネのツボ・1【新連載】
「本人の能力」や「現状」はすぐ変わる
鳥海 房枝
1
1東京都北区立清水坂あじさい荘
pp.961-964
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901925
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大量のケアマネジャーが生まれたが
平成10年に6000人余りの筆記試験合格者を出した東京都の介護支援専門員実務研修受講試験.その養成研修は,平成11年1月から開始されています.私自身も5月に前期,6月に後期各3日間の研修を受講しました.その時の受講者人数は,350名余です.合格者全員が今年中に研修を終える予定で開催していると聞きましたが,研修を主催する側の苦労も容易に想像できました.それぞれの講師が一様に口にした「この研修だけでケアマネジャーの仕事ができると思わないでほしい」という言葉も,ごく当然のものと受け止めています.その理由は,前後6日間の研修ではとても具体的なケアプラン作成は困難だし,論議の時間も不充分だったからです.
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