訪問看護ステーション経営A to Z・23
ステーションの職場慣行―Work Rules
小山 秀夫
1
1国立医療・病院管理研究所
pp.462-465
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901826
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職場点検の必要性
ステーションの経営には訪問看護の専門知識や体験が必要ですが,それ以外にヒト,モノ,カネ,情報,時間のマネジメントが求められます.比較的少人数の組織であることが多いステーションでは.何事も管理者と職員の話し合いで決定することも可能ですが,職場内の人間関係に多少でも波風が立つと全てが円滑に進まないことさえ起こります.それゆえ,事前に職場内のルールを確立することが求められます.
このような職場内のルールを総称して職場慣行(work rule)と呼びます.一般的に,職場慣行には,労働協約に基づいた公式のルールと,これ以外の職場ごとの取り決めといったものがあります.職員にとっても,そして管理者にとっても,これらのルールは,いずれも重要な意味を持ちます.実際に職場内のトラブルを未然に防止したり,業務を円滑に進めるために役立ちます.それゆえ,定期的に職場慣行に関する事項について,管理者として点検することが必要です.
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