研究・報告
訪問入浴サービスにおける看護(1)―利用者実態調査の結果より
平尾 百合子
1
,
栗原 君枝
1
,
佐々木 美保
2
,
片山 富美代
3
,
松本 悦子
1
,
金子 文恵
1
,
大塚 満里子
1
1津久井産業㈱訪問入浴サービス事業部
2東京南訪問看護ステーション
3北里大学大学院看護学研究科修士課程
pp.412-415
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901669
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はじめに
近年,高齢者の増加や医療費の問題のために病院などの医療機関から在宅医療へと療養生活のパターンを変える患者が増えてきている.在宅療養患者が受けることのできる福祉サービスは,ホームヘルパー,保健婦や看護婦の派遣,在宅での機能訓練,訪問入浴サービス,福祉機器のリースなど利用者のニーズに合わせて多種多様である.
ヘルパーや家政婦,看護婦による在宅療養者へのケアは,古くから行なわれていたが,入浴福祉事業は,1960年代後半に発足した分野である.現在,訪問入浴サービスについての実態調査は非常に少なく,それに対応している看護婦も手探りの状態で日々の業務をこなしている.
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