連載 ケアはつづくよ・4
訪問前の雪かき
飯島 惠道
1
1東昌寺
pp.342-343
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901305
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訪問看護婦をしていたころは,八ヶ岳の麓に住んでいた。山間部ゆえ寒さも厳しく降雪量も多かった。今から3年前の冬などは記録的な大雪にみまわれ,踏み固められた雪が凍結し,スケートリンクの上を車で走るような日が続いた。
こんなときの私の一日は雪かきから始まる。まずは自分の住むアパートから道路までの雪かき,そして車の雪おろし。車全体に氷がへばりついているので,出発するだいぶ前からエンジンをかけて氷を融かさなければならない。いつもどおりの時刻に出発すると,道路はすでに大渋滞になっているので,少し早め,あるいはだいぶ早めに出発しないと,朝の“報連相”(ほうれんそう)に間に合わない。
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