連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・149
一人ひとりと向き合うこと
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.120-121
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201835
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耳にするようになった「がん末」という単語。退院調整時に、病院の医療者だけでなく、受け入れる側の訪問看護ステーションにおいても、利用者の属性を分類する言葉として聞くことがあります。「訪問看護指示書の主たる傷病名のところに『がん末期』の記載がないと、介護保険2号被保険者の適応にならない」といった条件があることを背景に、訪問看護の業界でも使われるようになってきたのでしょうか。
私はこの言葉に違和感を抱いています。認知症の方を「痴呆」と呼んだ時代に逆戻りしたかのような錯覚を覚えます。
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