特集 倫理的感受性を高める—ACPにも必要な「価値観を揺さぶられる」感性
—【Case❸】—「あんたもそう思うんか」—頷くことしかできなかった事例から
森本 清美
1
1社会医療法人誠光会 指定居宅介護支援事業所きらら
pp.12-15
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201599
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介護支援専門員(以下、ケアマネ)の倫理綱領には、「自立支援」「利用者の権利擁護」「専門的知識と技術の向上」「公正・中立な立場の堅持」「社会的信頼の確立」「秘密保持」「法令遵守」「説明責任」「苦情への対応」「他の専門職との連携」「地域包括ケアへの推進」「より良い社会づくりへの貢献」が掲げられています。
私は介護保険制度開始時からケアマネとして活動し、この間、多くの利用者を担当させていただきました。最初の頃は、相談援助者としての基本や、ケアマネジメントの理解も浅く、本来の役割が果たせていなかったと思います。
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