連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・131
思わぬ形で在宅に—withコロナの時代の1例
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.658-659
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201511
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緊急事態宣言下にあった今年5月の中旬、認知症が進む90代の母親を介護している娘さんからの電話相談を受けました。
母親の在宅介護を8年間続けたけれど、限界を感じ、悩んだ末に有料老人ホームを探し、母親はそこに入居しました。しかし、娘さんは様子を見に行っているうちに、「なんだか、これでいいのかなあ」と新たに悩みます。それで、区域内のグループホームを全て訪ね歩き、娘さんが「ここぞ」と思ったところに母親は入所することができました。今回の電話相談は、その入所から1か月半後のタイミングとのことでした。
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