特集 心不全在宅管理—ケアと治療をつなげる「翻訳」スキル
身体の声を「翻訳」する—フィジカルアセスメントをセルフケアにつなげる技
小澤 敬子
1
1ゆみの訪問看護ステーション
pp.452-456
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201460
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在宅医からの緊急の依頼
在宅医から携帯に連絡が入った。「今日か明日から、訪問看護で入ってくれないかな。結構悪い心不全の男性がいるんだよ。心不全手帳は渡してあるから」
訪問看護依頼の80歳男性。心不全症状を自覚し、かかりつけの大学病院を受診したが「ベッドが満床のため入院できず、訪問診療で診てもらえないか」という依頼が、先ほど大学病院からあったらしい。心不全コントロールを目的とした訪問看護が早めに必要だと、在宅医も初診で判断したようだ。直近にも、1か月に2回心不全で入院したという。
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