連載 [小説]ナースマン訪問看護編 あと、どれくらい?・第5回
大事なのはタイミング
小林 光恵
pp.80-83
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201366
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遅い午後、草森徹は利用者の安岡章子(83歳)宅を訪ねている。夫が認知症の妻の世話をしている二人暮らしの家だ。
「そういえば草森さんは、パソコン打つときだってなんだって、章子にもオレにも、絶対に背中を向けないんだ。できた人だよな」
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