連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・123
やさしい手当て—家庭で生まれる知恵も大事に
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.932-933
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201336
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入院している30代後半の乳がんの皮膚転移・自壊状態のAさんのことで、訪問看護ステーションに電話が入りました。もともと入院前の少しの間だけ訪問看護に入っていて、主治医が病院所属の医師だったこともあって入院となった方です。電話口に立ったのはAさんの夫でした。
「訪問看護では傷への手当てもさまざまな工夫が身体に優しく、自分で換える際には易しいものだった。そのときとは傷の痛みが違うと妻が言っている。病院でもその方法で手当てしてもらえないだろうか」
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