特集 在宅で叶える食支援—訪問看護の摂食嚥下ケアをアップデートしよう
—【地域食支援の実際❷】—ケアマネジャーが取り組む 地域連携できるチームづくり
森岡 真也
1,2
1株式会社モテギ 新宿ケアセンター
2モテギケアプランニング新宿
pp.269-271
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201159
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つなぐことがケアマネジャーの役割
新宿食支援研究会(新食研p.272)でよく使われる「MTK-H®」という言葉があります。M=見つける、T=つなぐ、K=結果を出す、H=広める、という、食支援に関わる人の役割を表わしています。私たちケアマネジャーの役割は、まず「T=つなぐ」こと。在宅生活を希望されているご本人にとって、現況最適な在宅ケアチームを構築するのが私たちの仕事なので、食支援についてもまず適切な社会資源につなぐところから仕事が始まります。
私の働く新宿区上落合は、主要駅から1駅離れており閑静な住宅街が広がっていますが、近年は古くからの住宅や木造アパートと、新しくできた集合住宅に二分化してきています。住民層も、前者に比較的古くから住む方々と、新しく入って来た若い方々(外国人も増えています)に分かれており、昼間人口より夜間人口のほうが多い地域です。高齢者の方は独居、高齢者のみ世帯が多い地域でもあります。
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