特集 精神科訪問看護を始めよう! 深めよう!―特化型/非特化型の知恵と技
―【非特化型の知恵❷地域連携】―専門他職種・他機関との連携で不安を払しょくする―地域ぐるみの支援チームづくりが効を奏した事例から
駒井 和子
1
1NPOみなくち訪問看護ステーション
pp.618-622
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102857
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2007年に開設された当ステーションは現在、広い滋賀県甲賀市全域を対象とし、訪問効率を上げるため市内3か所に拠点を構えて訪問看護を行なっています(表1)。
「精神科訪問看護」の利用者は、みなくちステーション(信楽サテライトを含む)だけで18名(34~86歳。統合失調症9名、うつ病4名、双極性障害4名、知的障害1名)です。当ステーションに精神科病棟への勤務経験のある看護師はおらず、症状観察や対応方法などに不安はありましたが、市の担当保健師をはじめ、市内の関係諸機関と連携することで不安を払しょくし、精神障害をもつ方の地域での生活を支援してきました。
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