連載 どう読む!? 在宅医療・看護・介護政策・第36回
2040年を展望した社会保障・働き方改革に着手
社会保険旬報編集部
pp.920-921
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201076
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厚生労働省は、根本匠大臣を本部長とする「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」を設置し、10月22日に初会合を開いた。団塊ジュニア世代が高齢者になる2040年を見据え、国民誰もが、より長く、元気に活躍できる社会をめざし、部局横断的に検討を進める考えだ。
2040年の社会保障を考えると、最大の課題は担い手である現役世代の減少である。このため、多様な就業・社会参加の環境を整えるとともに、健康寿命を延ばして年齢に関わりなく社会で活躍できる基盤をつくることにより、社会の支え手を増やすことを考える。また、医療・福祉サービスの改革による生産性の向上を図りつつ、給付と負担の見直しを通じて社会保障の持続可能性の確保に取り組むこととしている。
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