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次号予告・編集後記
青木
,
小池
pp.766
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201033
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帰任(本誌編集室に)、と前号の当欄で「出向」の対義語を用いました。編集部の場合、物理的には数m程度のデスク引越しに過ぎないのですけれど、ところ変われば眺めは変わるもの。社会人連携の基本となる「相手の立場」への理解を育むうえで、出向事業ほど現場に効果が直結する試みは少ないように思います。更なる発展を期待しています。●漫画家たむらあやこさんの新連載はじまりました。ご感想等々お寄せくださいませ。なお、たむら作品で私のイチ推しは、『楽園タクシー配車日報』。憎めない高齢者たちが大活躍するコメディーです。…青木
人類学者の海外のフィールドワークをもとにした本とか結構好きです。海外の部族の暮らす場に入り込み、これまで通用していたことが通用しない経験をテコに、自らに備わっている思考のクセや価値観のあり様を考えていく。そういう記録ってなんだか刺激的で好きなのです。●今回の特集で主に執筆してくださったのは「迎え入れた側」ですが、異文化の人(=出向者)との交流によって価値観に揺さぶりをかけられている様子が垣間見えます。今回の原稿を読みながら、ひそかにフィールドワーク本と似た面白さを感じていました。掘り下げたらもっといろいろなエピソードが出てきそうですね。…小池
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