特集 ケアする人もされる人も! 身体介助がラクになる大原則
「身体の使い方の工夫」は、本当に現場で活きるのか!?
岡田 慎一郎
pp.548-554
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200735
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「岡田さんの話す“身体の使い方の工夫”は、本当に現場に落とし込めるのか」。そんな素朴な問いから、この企画が動き出した。
ご協力いただいたのは、脳幹梗塞の全身性麻痺で身体の動きが制限されている山中敏彦さん。そしてもう1人の協力者が、主介護者である敏彦さんの母・正子さん。敏彦さんには被介護者として、正子さんには介護者の代表として、岡田さんの身体介助を体験していただいた。
なお、岡田さんと山中さんらは、この日が初対面。敏彦さんに関する情報——疾患や病歴、身体の状態、室内環境——も、事前に岡田さんには伝えていない。つまり岡田さんには、初めて出会う人・行く場所で、機能的な身体の動きを即興で考えてもらうことになる。
果たして、岡田さんは現場でどのように工夫するのか。文字どおり“身体”を張った、一発勝負の取材がスタート!
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.