特集 開いてわかった! 「保健室」と地域の姿
—【特別記事】—「保健室」での学びが次世代の医療者を育てる—新しい視点を与える場になる!
北村 眞弓
1,2
,
都築 晃
2,3
,
小島 菜保子
4
,
長谷川 洋子
1,2
1藤田保健衛生大学医療科学部看護学科
2藤田保健衛生大学地域包括ケア中核センター
3藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科
4藤田保健衛生大学地域包括ケア中核センター訪問看護ステーション
pp.300-303
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200676
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豊明市は愛知県にあり、名古屋市に隣接しています。人口は約6万9000人で高齢化率は年々増加し、現在25.0%(2017年1月時点)です。名古屋市のベッドタウンとして昭和40年代(1965〜1974年頃)に栄え始めた町ですが、現在は高齢化率が愛知県平均より少し高い状況にあります。その要因の1つとなっているのが、豊明市内にある豊明団地です。
豊明団地は55棟あり、1971年にできた公団で、現在、UR都市機構が管理・運営しています。豊明団地の人口は、約4500人(2000世帯)で、65歳以上の人が約1300人、そのうち1人暮らしの方が380人(約30%)と、独居世帯がたいへん多くなっています。75歳以上では200人の方が1人で暮らしています。また、生活保護者や外国人の居住者も増えています。入居契約や緊急時の連絡先がNPO法人というケースも増えつつあります。
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