特集 在宅でケアする人にも役立つ マインドフルネス入門
やってみよう! マインドフルネスワーク
伊藤 絵美
1
1洗足ストレスコーピング・サポートオフィス
pp.187-195
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200651
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マインドフルネスとは、「自らの体験(自分自身を取り巻く環境や自分自身の反応)に、リアルタイムで気づきを向け、受け止め、味わい、手放すこと」*1といわれても、「よく、わからない……」という人も多いと思います。私たちは通常、日常生活を送るなかで直面する物事や自らの思考・感情について、評価や判断を行なっています。そのため評価や判断をせずに「受け止め、味わい、手放す」というマインドフルネスの基本原則を実践するのは、実はそれほど簡単なことではありません。言葉だけでマインドフルネスを理解するのは難しく、実際に体験してみてはじめて実感としてわかるようになっていきます。
その体験を得るためにマインドフルネスには、「身体・行動系」と「思考・感情系」の2種類のワークがあります。本稿では、そのうち各5ワーク、合計10ワークを紹介します。
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