特別記事
高齢者総合的機能評価(CGA)を活用した介護予防教育プログラム
吉行 紀子
1
,
河野 あゆみ
1
,
榮木 教子
2
,
藏垣 信子
3
,
吉澤 弥実
4
,
藤本 絹香
5
,
堀 久美子
6
1大阪市立大学大学院看護学研究科在宅看護学領域
2一般社団法人大阪府訪問看護ステーション協会
3訪問看護ステーションありく
4せかんど訪問看護ステーション
5高石市訪問看護ステーション
6キャリア訪問看護ステーション
pp.558-562
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200493
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高齢者の要介護化は、老化に伴う筋力の衰え、認知機能低下、社会的孤立など、身体、精神心理、社会的要因が複雑に絡み合って発生する。そのため要支援高齢者などをはじめとする虚弱高齢者の要介護化を予防するには、包括的なアセスメントが必要である。
高齢者を包括的にアセスメントし、予防的な介入に活用できるツールとして高齢者総合的機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment/CGA)がある。CGAとは、高齢者の疾患だけでなく、その生活機能障害を重視し、身体、精神心理、社会的要因を尺度や指標を用いて評価する手法である*1。CGAを高齢者ケアに活用することで、高齢者の身体機能低下や入院・入所を予防する効果が報告されている*2・3。
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