特集 これが私の訪問看護だ。—実践にみる「在宅看護学」の原点
すばらしい訪問看護の実践をどうやって第三者に伝えるか?—訪問看護活動の質評価とデータベース化の必要性/よりよい実践に向けた実態調査とデータベース化の取り組み
緒方 泰子
1
,
乙坂 佳代
2
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科、高齢社会看護ケア開発学
2神奈川県訪問看護ステーション連絡協議会
pp.891-896
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200032
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世界で最も高齢化の進んだ日本において、在宅療養者を支える訪問看護に対する社会の期待は大きい。本特集の実践集にみられるように、疾患があっても自宅で療養できるよう、これまでも、これからも、訪問看護に従事する看護職たちは、専門性を発揮しながら利用者や家族に寄り添い続けていくであろう。
こうした訪問看護の活動は、利用者の健康状態をその人なりの条件のなかで最大限改善していくことに加え、介護にあたる家族の生活の充実も視野に入れて実践されているように思う。個別事例を積み上げてみると、すばらしいケアが数え切れないほどあるだろう。
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