連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・60
96歳、病院から胃ろうなしで脱出するには?〈後篇〉
秋山 正子
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1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
pp.744-745
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102894
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- 文献概要
前回、特別養護老人ホームから病院へ搬送されたHさんのお母さん(96歳)に、入院5日目に医師から5つの選択肢が提示された話を書きました。その5つとは、❶経鼻経管、❷胃ろう、❸IVH、❹自然に経過をみる、❺末梢点滴です。医師は「胃ろう」がベストだと言わんばかりでしたが、家族が選んだのは❹の「自然に経過をみる」でした。
その意向を汲んで、説明の日の翌日、病院での食事のトライアルが始まったのです。
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