特集 懸賞論文大賞発表! 「胃ろう」をつけた“あの人”のこと
【専門職編】
5年後に思えた「胃ろうにしてよかった!」
朝倉 真奈美
1
1東京慈恵会医科大学附属病院
pp.776-779
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102593
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急性期病院に勤務して15年が経つ。内科・精神神経科・脳神経外科病棟でさまざまな患者・家族と関わってきた。胃ろうのある人、これから造る人、せっかく造った胃ろうが気になり引っ張ってしまう人、造ることを医師から説明され悩んでいる人たちである。
「あのとき、本当に胃ろうを造ってよかったのだろうか」と悩み、印象に残っている人がいる。当時、私は精神神経科で主任として働いていた。5年前に感じたもやもやとした感覚を思い出し、現在までに胃ろうを造ることへの考え方がどのように変わってきたか述べていく。
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