特集 「緩和ケア訪問看護師」の“実践力”を育てる
「緩和ケア訪問看護師教育プログラム」とは―その開発と特徴
池口 佳子
1
,
廣岡 佳代
2
,
渡邉 美也子
3
1聖路加看護大学成人看護学
2東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
3訪問看護パリアン
pp.542-549
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102545
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2013年2月、「緩和ケア訪問看護師教育プログラム」(以下、本プログラム)が完成し、このほど第1回同プログラムも実施した(p.550)。本プログラムは、高まる在宅緩和ケアの需要に応じて(p.530)、その“実践力”を育てるため、緩和ケア訪問看護ステーション連絡会(PCNS、p.535)と聖路加看護大学の協力のもと作成されたものである。
本プログラムは、次の3つの過程を経て開発された(図)。
❶国内外の先行文献とこれまでに開催されている教育プログラムの検討
❷在宅緩和ケアを担うエキスパートへのインタビュー調査と分析
❸❶❷の結果を踏まえ、研究者8名の検討により教育プログラムの案を作成し、そのプログラム案に関して、全米ホスピス・緩和ケア協会(NHPCO)の理事であるのケン・ゼリ(Kenneth Zeri)氏(ホスピス・ハワイ代表)のコンサルテーションを受け、教育プログラムを完成
本稿では、本プログラム開発までの経緯と、それぞれの過程で具体的に何を行なったのかを詳述する。
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