特集 吸引・胃ろう等をどう行なうか これからの“医療的ケア”【実践編】
―【実践報告❹指導看護師】―これまでの関係性がものを言った「実地研修」
重信 好恵
1
1練馬区医師会訪問看護ステーション
pp.784-788
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102297
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練馬区医師会訪問看護ステーション(以下、当ステーション)は、1996年に開設以来、約40名の在宅難病療養者を担当し、そのうち約15名に喀痰吸引や経管栄養の指導を行なってきた。現在も、医療的ケアを要する利用者約20名のうち9名において、連携する21事業所の訪問介護職が、これを実施している。
筆者は昨年、当ステーションの訪問看護スタッフとともに、東京都の「平成23年度介護職員等によるたんの吸引等のための研修事業」(東京都福祉保健財団が受託)において、第3号研修(特定の者)の「基本研修」の講師および「実地研修」受講者35名の指導看護師を務めた。また、法改正に先立つ「特定の者」研修の試行事業(ALS/MNDサポートセンターさくら会が受託)においても講師・指導看護師などを担ってきた。新制度に伴い訪問看護師は、研修の講師や指導看護師から、日々の実施の前提となる看介連携まで、幅広く重要な役割を求められている。
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